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おもてなしのトップバッター

「まあまあ、お茶でもどうぞ」

「ちょっとお茶でも飲んでから行くか」

「大将!あがり」

 日本人でお茶を飲まない人は相当珍しい。私の知る限り宗教的理由以外ではみんな飲む。そのお茶が今、窮地に立たされているのは皆さんご存知の通りだ。各県知事が結託して検査を拒否するという姿勢には開いた口が塞がらない。生産者を守るためだと言うが、その生産者は誰によって成り立っているのか?小学生でも分かる。食品業界はどんどん危険な方向を向いていると思うのは私だけか?今日寄ったコンビニでは製造が福島県のお弁当など多く有ったけど、製造元を記したシールはお弁当の底に貼られており、一見しただけでは分からなくなっていた。(今まで製造元など意識していなかったから前からの慣習かも知れないが)

 正直に「本日のお弁当は◯◯ベクレル」と書いてあれば私は買う。もちろん政府の出荷制限を解除された野菜などを使用しているんだから何の問題が有りますか?という態度だと思われるけど規制値以下が突然ゼロにはならない事など今や誰もが知っている。

 お茶の話に戻るけど、東日本が広く汚染されてしまった事実を直視して今期は一旦諦める事が本筋ではないか?そして来期以降健全な茶葉を生産するためにはどうするか皆で知恵を絞って応援して行けば必ず立ち直れると思うのだが・・・汚染されている事が明白なのに検査しないで出回ったものを誰が買いますか?少なくとも私は買わない。リスクを覚悟して自分で飲むならまだ良いが、お茶と言うものはお客様へのおもてなしのトップバッターではないか。大切なお客様に汚染されているかも知れないお茶など出せるわけが無い。この情勢で「新茶が入りましたからどうぞ」などとお客様に勧めたら人間関係に傷がつくのは間違いない。私も無類のお茶好きだからこそはっきり申し上げておきたい。

 このままでは東日本のお茶はホントに飲めなくなる。一度失った信頼を取り戻すには、セシウム半減期どころではない時間がかかるかも知れないのだ。