旬のインチキ見かけ倒し

 毎年この時期になると食べたくなる「青みかん」スーパーで買ってくるのだが、どうも納得行かない。どこで買っても味がぼんやり、酸味も無く、かと云って甘くもなくパンチが無い。子供の頃に食べたあの「青みかん」はもう無いのか?運動会のお弁当には必ず青みかんがつきものでパンパンの皮を剥くその時から口中は唾液が用意され、おーすっぱ〜!と云いながらも秋の到来を強烈に感じたものだ。これぞまさに旬の魅力である。その旬を求めてもう何年もなるけどいつもガッカリ、見かけ倒しの青みかんばかり・・・

 友人に元青果市場のヤツがいたのを思い出して早速聞いてみた。結論から云うと今では入手困難だろうとの事。つまりあの酸味こそが人気無く、品種改良を重ねて酸っぱく無い青みかんが現在は主流になってしまったと。ああ、そんな事だったのかといつも様々な事で少数派になってしまう己を嘆くが、少数派こそ真である事が多い故、オレは間違ってないと変な自信が沸いてくる。確かにすっぱいより甘い方が人気があるのは分かる、しかしまて、ならば皮を青くするなよ!と言いたい。青いみかんを食べると云う事は酸味を覚悟すると云う事だ。そこで肩すかしを食らって酸っぱく無いと喜ぶのはオカシイ。滝に打たれる修行を覚悟した者の浴びた水がぬるま湯で幸の湯の打たせ湯みたいに心地よかったらダメだろうよ!厳しさの中にこそ意味があるのに。

 しかしこれネット時代、オレのような少数派はいないモノかとアレコレ探してみると「昔懐かし酸っぱい青みかん産地直送で届けます!」と通販が有った。

・・・高い、高すぎる。まあ送料は仕方ないとしても基本が高すぎる。スーパーの二倍以上だ。ヤフオクでも出ているけど多分あれらは「ぼんやり青みかん」だと思う。

 旬の物だけに今を逃したらまた一年。。。どうするよコレ。