新曲セルフライナーノーツ

ちょっと初めての試み。ライブや音源で発表する前に新作のセルフライナーノーツ(特に言葉に関して)を書いてみます。


『半世紀』


福岡県田川市で少年時代を過ごした僕は、破天荒な父親の思い出がしっかり脳裏に焼き付いており、何かその頃の父親に手紙を書くような歌が出来ないかと思って書きました。


これは他の作品にも言える事ですが、歌の主人公は私自身では無いし父親もあくまでも当時の九州男児像です。阪神ファンだったのでライオンズの帽子は被らなかった。


やがて僕も成人してずっと抱えてる違和感みたいなものが有り、過去の作品にもチラチラ片鱗は見えていたのですが、それは何だか『文句を言ってるばかりの人間』です。僕自身がそうなる時があり、ハッと「こりゃいかん」と思う事も度々有ります。


父親は痛快な人だったから喜怒哀楽をストレートに表していましたが、時代のなせる技だったのかな…。今は誰しもがおかしい、おかしいと思いながらも軌道修正の難しい時代になりました。昔は良かった、なんて言いながら生きたくない自分に対しての疑問符の歌です。


『水晶体の空から』


僕は作詞の視点からいつも拘ります。そして大抵は第三者の視点から書き、人間では無い場合も多いです。だから「僕」「私」「俺」と歌う時それは現存する『僕』では無い作品ばかりです。この楽曲もまさしく僕では無い何者かからの歌です。


珍しく自分視点から書いている自作に『ノスタルジア』と云う楽曲が有りますが、そこに登場する薄紫のアイツこそ『水晶体の空から』の正体かも知れません。


1997年に書いた『There is...』はずっと僕のテーマになっていて愚かな(自分を含めた)人間と美しい植物、動物、鉱物、時には人間の作り出した美しいモノを歌いたいのです。また音楽だけではなく他の…写真や、工作物や、様々な表現ももう何十年も全て一貫しています。


今夏、全部で4曲出来ましたが何処の会場でどの曲を演奏するか自分でもまだ分かりません。暑い中ですが、ぜひ足を運んで頂き新しい作品を聴いてもらえたら嬉しいです。


There is...


作詞・作曲 Yossey


今日の午後

宇宙に行って来たよ 

君も想像してみて

空気も無くて

水も音も

国も宗教も

そして

戦争もないんだ


ただ暗黒の宇宙が在るだけ

星はたくさん見えるけどね


その中でも青く

輝く綺麗な星がある

名前を地球というんだ

僕はその美しさに

感動したけど 同時に

哀しい気持ちになったんだ


何故なら人間を見つけたから


汚れた空気と

溢れる水

騒音に差別

おかしな宗教

そして馬鹿げた戦争がある


全部ゴミだ


彼らは自分でクソまみれにして

方角を見失っている


僕がどんなクスリを

キメているかって?

いや

ただの目薬だよ


漆黒の闇の中に

輝く綺麗な星がある

名前を地球というんだ

僕はその美しさに

感動したけど 同時に

哀しい気持ちになったんだ


だってあまりに愚かな

人間を見つけてしまったから

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