八百屋のおっちゃんでも…

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北九州から上京デビューしてもう32年。私は売れたことが無い。ミュージシャンにとって『売れる』とは昔なら、八百屋のおっちゃんでも口ずさむような楽曲を世に出しているって事だった。次第に音楽の世界も細分化して誰もが知ってるってわけじゃなくても『売れている』ミュージシャンもいっぱい出て来た。

 

それでも私は売れていない。時折「ご活躍何よりです」などとメールを頂く事が有るが、とんでもない!何をどう解釈すれば『活躍』になるのか…数十人規模のライブで盛り上がる事も有るが、それは活躍とは言えない。

 

ただ『売れていなくても』どうにかこうにか生きていける時代になったのも現代。ライブツアーの無い時には音楽とは関係無い仕事や商売をしなくちゃいけないけど、演奏する場所が昔に比べて格段に増えた。投げ銭やチケット代を100%還元してくれるお店も多い。

 

それでも、自分の現状ではギリギリ…恐らく生活保護の人の方が豊かだろう。首都圏でサラリーマンの人が抱えるような家賃や住宅ローンがあっては到底無理、山の家で裸電球の暮らしだから何とか生きている。風邪引いても病院なんかも行かないし、歯医者も荒っぽいけど安いヤブ医者に行く。今回、ありがたい事にFacebook友達のアイデアで長年悩んでいた投薬をストップする事が出来ている。

 

そんな暮らしだけど、まあまあ愉快にやっている。ただ現状で良し、とは全く思っていない。先日も、夜な夜な窓を開けっ放して大声で歌ったりしてたからか、警察が来てお宅は何をやっているのですか?と問う。「音楽制作です」と応えたなら、目の色が変わり「勉強不足で申し訳ないけど有名な方なんですか?」だって(笑)

 

 

借金してまでライブ活動をするつもりはないので、この秋のツアーで結果出せなければ、根本的に活動方法を考えなきゃいけないと思っている。